CALS/EC委員会(専門委員会を含む)
キーワード
CALS/EC、社会基盤情報標準化、CALS/EC推進本部、電子納品、CAD、GIS
レポート
平成22年度の各専門委員会の活動や調査・検討成果を元に報告書をまとめた。平成22年度から始まる社会基盤情報標準化推進計画2010-2012の推進母体である社会基盤情報標準化委員会等に委員派遣を行うとともに、国土交通省のCALS/EC推進会議等に委員派遣を行った。
平成14年度より開催しているCALS/ECに関する支部連絡会議を引き続き実施した。また、土木学会年次学術講演会及び全国土木電算連絡協議会(都道府県と政令市で構成)での講演や、テクリスの業界窓口となるテクリス専門委員会の設置に情報委員会と連携した。
1.企画・情報発信専門委員会:
全国土木電算連絡協議会において、電子納品のあり方に関するアンケート調査を行い、自治体における電子納品の問題点について整理を行った。また、普及・改善専門委員会と協働して、テクリスに関するアンケート調査を行った。これに加え、会員企業等への情報提供を目的として、委員会の活動情報・成果を協会ホームページのCALS/EC情報コーナーへ掲載するとともに、協会刊行物検索システムヘ登録した。
2.普及・改善専門委員会:
社会基盤情報標準化委員会の電子成果高度利用検討小委員会および国交省のCALS/EC推進会議の電子納品化WGに委員を派遣し、情報収集、協会意見提示等の活動を行った。さらに、全国土木電算連絡協議会、土木学会年次学術講演会において、検討した電子納品のあるべき姿と簡易電子納品に関して発表した。
また、新テクリス登録システムヘの移行を受け、今後のJACIC申入れに資するため、協会会員全企業を対象に、問題点・課題を把握するアンケート調査を行った。
3.CAD専門委員会:
社会基盤情報標準化委員会の傘下である、2次元データ利活用WG、数値地形図SXF仕様検討TFに委員を派遣し、協会の意見を反映させるべく活動した。ソフトのばらつきによる協会員の負担軽減を目指すため、CADの標準化を目指す「オープンCADフォーマット評議会」のOCF検定監査委員会に委員を派遣した。電子納品時のCADデータの取り扱いにおける手戻り防止策の講習会「CADセミナー2010」を、協会員向けに全国9支部にて開催した。
4.データ連携専門委員会:
各支部(四国支部を除く)と連携して、GIS講習会を全国で33回開催し、延べ470人の参加(昨年度の20%増)を得た。GISを防災に適用した際のHPの内容の更新を行った。さらに、今後のデータ連携として必要な情報の収集のための講習会開催と、意見交換を行い、維持管理のために何をしていくかを協議した。結果を報告した。