土木遺産V -悠久の時を超えて-
中国の漢代の書『准南子』に 「聖人乃作為之築土構木」という一節があり、 これが「土木」の名の由来だという。 土を築き、木を構える。 実に自然な成り立ちではないか。
古代から、多様な自然環境の下で、 人はその土地に馴染むものをつくってきた。 それらは人々の生活に根付き、 悠久の時を超えて今もなお活躍し続ける。
蘇った中国最古の巨大水利施設「芍陂(安豊塘)」/米岡 威