島根
-神々の国の「田舎」づくり-
21世紀、持続可能な社会を維持するためには、
経済性・利便性重視の大量消費社会を
見直す必要性が唱えられている。
また、少子高齢社会を迎え、
地域のあり方も変わろうとしている。
その中でも島根県は、首都圏から地理的に離れるとともに、
地形的な制約が障害となり、
全国に先んじて少子高齢社会を経験してきた地域である。
しかし、結果的にはそれが、
豊かな自然・歴史・文化を残すことを可能にした。
経済性・利便性重視の「都市」の価値観と別の
多様な価値観を受け入れる「田舎」の可能性に注目し、
風土や歴史に根ざした地域のあり方を発信する島根県の姿に、
少子高齢社会を迎えたこれからの日本が歩むべき道を探る。
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