こどもが楽しい空間
〜群れて遊ぶ〜
人は、こども時代に群れて遊ぶうちに人間として必要な多くのことを身につける。
しかし、近年は街にこどもの遊び場、特に屋外の遊びの空間が減り、
大人の厳格な管理と責任の範囲でしか遊べないような閉塞感がある。
遊ぶ時間の減少や安全の問題もあるが、
長い目でみた将来には、生活空間の中にこどもがのびのび遊べる余裕がほしい。
遊びは、大人が安心して見ていられるものばかりではない。
むしろ遊びの本質は危険で汚く、だからこそ大げさに言えば生きていることを実感し、
生きる糧になっていくのではないだろうか。
時には、遊び場とも言えない近所の抜け道や草むらでみつけた
自分たちだけの発見や秘密の共有が楽しく、心に残ることもある。
こどもが遊び育つ視点を持つことで、魅力ある空間を創出するヒントを得たい。
|
Consultants |
若き技術者への期待〜発展途上国のインフラ整備への貢献〜/廣瀬典昭
|