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写真6社会人野球チーム写真7バスのレシート写真8ノーマルバス写真9インターシティバス写真103ウィラーの車内写真11タクシーのプランテーションが広がる。スリランカの鉄道はイギリス人がセイロン紅茶の栽培を始めた際に、運搬用の路線を敷設したのが始まりだ。コロンボから列車で10時間もかかるが、朝早く出発すれば、車窓から素晴らしい茶畑の絶景を望むことができる。社会人野球チーム現地の社会人野球チームの練習に参加した。スリランカではイギリス発祥のクリケットがポピュラーなスポーツで、野球はマイナーである。以前、日本人がコーチをしていた関係からか、ユニフォームなどの備品は日本から寄付されたもので、使っていた日本人の名前がバットやユニフォームに書かれていた。メンバーは20代後半の社会人が多く、スリランカ代表に選ばれた選手も所属していた。言葉がわからなくても、ある程度プレイすることができるから面白い。バス日常的な足はバスであり、初乗り料金が約8円と、とにかく安い。長距離バスも400円ほどに抑えられてれている。とは言え、平均月収が日本の1/10と考えると、現地の人にとってそこまで安いとは言い難い。切符はなく、車内で行き先を言ってお金を払ってレシートをもらう。そのレシートが切符の代わりである。バスには必ず運転手と車掌が乗っている。バス停以外でも、手を挙げればどこでも乗せてくれる。現地の人は飛び乗り降りをしているので、乗降の際は要注意である。ピーク時のように運行本数が多い時間帯では、車掌が大きな声で行先を叫び、乗る人を拾うため、行先案内を注意深く見ていれば、うっかり置いて行かれることは少ない。バスはノーマルバスと、エアコン付きもある快適なインターシティバス(セミラグジュアリーバス)が選択できるが、値段は約2倍違う。ノーマルバスはインド製が多く、インターシティバスは日本のマイクロバスが多く走っている。高速道路を運行する長距離バスもあり、一般道路を通るよりも時間は半分になるが、金額は倍になる。3ウィラー3ウィラーは日本のタクシーに相当する3輪スクーターである。コロンボでの料金は1km約40円、その後100m毎に4円ずつ加算される。ただし、料金メーターがない3ウィラーの場合は運転手との交渉になるので、目的地までの距離が不明の場合は、多めに取られるケースもあり、やはりメーター付きが安心である。3ウィラーは営業免許が不要のため、平日は通勤に利用し、休日はタクシーとして営業している人もいる。コロンボ市内を歩いていると、必ず「タクシー」と声をかけられる。よく聞くと、宝石や祭りがあるところまで乗って行かないかとのセールスト050Civil Engineering Consultant VOL.267 April 2015