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優秀賞「モーニングレッド」福井県久保幸子(撮影地:福井県勝山市)[撮影者のコメント]仕事から帰ってのウォーキングに通る勝山橋。春には弁天の桜をながめ残雪の残る越前兜(大日山)や百名山の荒島岳を見て、丸頭竜川の流れを感じながらこの橋の流れる様なウェーブが好きです。この日は、久々に朝焼けが見れました。右側を通るカーブ、左側から見るカーブ、それぞれ違ったイメージの風景に会える楽しい勝山橋です。講評不自然に思われる朝焼けの空のレッド、ブルー、グレーの色が非常に印象的です。その印象的な空の色を橋が効果的に受け止めています。暗い山並と朝焼けの対比も効果的です。(伊藤審査委員長)土木学会のデザイン賞を受賞した勝山橋の美しいアーチのフォルムとともに、朝焼けが「さば雲」に反射し自然が作り出した美しさが重なって、全体の流れるような構図がすばらしいです。(宇於崎審査委員)橋と雲の曲線がコラボレート。さらにワインレッドが一体感を演出し、希少な一瞬となりました。(知野審査委員)自然の織りなす雲模様はあたかも描いた油絵の如く流動感を漂わせており、遥か彼方の僅かな朝日が暗い橋のウェーブを、赤く染まった雲の反射で映し出され、そのアングルはほぼ橋の中央から撮影されている、優美な瞬間を捉えています。(初芝審査委員)鮮やかな朝焼けと青空が空一面を覆い尽くす模様が神秘、幻想的です。また朝焼け雲がアーチ橋面を染めるウェーブの調和の一瞬を見事に捉えており、このような奇跡的な光景が鮮やかさと重なって目につく作品です。(長谷川審査委員)064Civil Engineering Consultant VOL.267 April 2015