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優秀賞「共存」神奈川県岡本芳隆(撮影地:静岡県静岡市)高台から新東名高速道路の新清水ジャンクションを望める場所から撮影しました。急な斜面には茶畑が広がります。高速道路が整備され便利になるのは良いことですが、このような日本の原風景も残していきたいものです。講評鮮明で伝統的な原風景である茶畑の緑と人のいとなみ、現代の新東名高速道路の対比が印象的です。(伊藤審査委員長)手前の茶畑は静岡の名産を生み出す場として日本の残したい風景のひとつです。奥には新東名高速道路が人工的なカーブを描いています。伝統と利便性の双方が「共存」した色鮮やかな作品です。(宇於崎審査委員)白と緑。人が精魂込めた2つの主役が織り成す造形。お互い空を背景に、風景の主役か脇役を演じます。(知野審査委員)高台から見下ろす緑の茶畑が全体の構図を引き締めており、バランスの良い新東名のジャンクションと遠くに観る山の地形は遠近感を見事に捉え、眼下の作業袋と家族の姿が、土木の未来像を彷彿させる見事な構図です。(初芝審査委員)過去からの生活の一部である茶畑の鮮やかな緑と、最近できた高速道路と山並み、青空と雲の競演、共存が調和した物語となっています。無造作に置かれた茶摘み袋が、茶畑の存在感とゆったりとした生活を描きだしています。(長谷川審査委員)Civil Engineering Consultant VOL.267 April 2015065