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園長副園長基本方針1:一年を通じて楽しめるレクリエーション機能の充実基本方針2:市内外への多様な媒体による情報発信基本方針3:営業活動の展開による集客基本方針4:北九州市民の健康や教育の支援基本方針5:環境活動への積極的な取り組み基本方針6:相乗効果を発揮する地域との協働基本方針7:安全・安心は最大のサービス基本方針8:親切丁寧、平等・公平な接遇図3 8つの基本方針図2「グリーンパーク活性化共同事業体」体制図■基本テーマグリーンパークの基本テーマは、響灘の海洋と頓田貯水池によって構成される「水」、広大な芝生広場と樹林地によって構成される「緑」、そしてポニー広場や貯水池に飛来する野鳥等によって構成される「動物」という自然に恵まれて、「水・緑・動物たちとのふれあい」としている。■運営団体と構成員グリーンパークの運営管理にあたっては3社でジョイントベンチャー(JV)を組織し、グリーンパーク活性化共同事業体という名称で運営管理を行っている。その3社は、代表企業の株式会社オリエンタルコンサルタンツ、構成員である岡﨑建工株式会社、株式会社ファームである。オリエンタルコンサルタンツは統括管理・運営全般・企画広報・飲食物販・品質管理・安全管理、岡﨑建工は施設維持管理・植栽管理、ファームは動物管理を担っている2)。(図■運営理念は「再活性化」当JVはグリーンパークの基本テーマである「水・緑・動物」を活用し、市民に愛される公園づくりを目指すため、「響灘緑地の再活性化(グリーンパークリバイタライズ)~四季を通じて、市民と育む、にぎわい拠点づくり~」という運営理念を定めた。この運営理念の下、グリーンパークを拠点とした地域活性化を展開している。■8つの基本方針とこれまでの■取り組み当JVは運営理念をふまえた8つの基本方針を定めた。その方針に基づくこれまでの取り組みは以下である。(図3)●基本方針1:一年を通じて楽しめるレクリエーション機能の充実来園者が一年を通じてグリーンパークに来園するように、当JVは年間を通した催しの計画を立てている。(図4)これまでのグリーンパークは、春と秋の気候が良い時期は来園者が集まる公園であったが、夏と冬は閑散期となっていた。その要因として、夏は日差しが強く、屋根も少ないため敬遠され、さらに夏と冬は催しを月フラワーフェスタ春のバラフェア夏ぼうけんフェスタ遊んじゃ王・食べちゃ王秋のバラフェアおもちゃの広場フリーマーケット図4グリーンパーク年間計画開催していなかったためと考えられる。そのため夏と冬においてグリーンパークへの来園動機の向上を図る必要があった。そこで当JVは夏休みの時期に水遊び施設や子どもたちの興味を引くような催しを行った。これまでじゃぶじゃぶ池(写真3)というすべり台つきの浅いプールを運用していたが、アクアチューブ(写真4)を追加導入した。また、昆虫標本の展示や生きた昆虫とふれあう催しを行った。これらにより、平成26年8月は前年同月の2倍の来園者を迎えた。●基本方針2:市内外への多様な媒体による情報発信グリーンパークでは、北九州市の市政だより、公式ホームページ、フェイスブック、季節ごとに発行するチラシ・ポスター、地元のテレビ番組やラジオ番組への出演、テレビCMの配信、新聞への掲載依頼等の情報発信を幅広く展開している。しかしこれまで、チラシ・ポスターを広く発行することはなく、春と秋の一般的な公園利用に適した時期にのみ来園者が集中していた。そこで、夏もグリーンパークで楽4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3Civil Engineering Consultant VOL.268 July 2015035