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表2発電所諸元水力発電発電形式:ダム式方式発電方式:流れ込み式出力認可最大出力:198kW想定年間発生電力量:970MWh水量最大使用水量:1.5m 3 /s落差有効落差:17.2m設備水車:S型チューブラ水車発電機:横軸三相誘導発電機水圧管路:φ800mm導水部鋼管埋設部ハウエル管益構造、運営企業としての信頼性が重要な審査基準となる。また、融資先からの金利は事業採算性へも影響するため、事業性評価をシミュレーションするうえでのレート設定は重要な要素である。■発電規模の設定本事業では、砂防区域内に導水図3平沢川砂防堰堤取水構造管路を含む発電施設を全てコンパクトに配置することで、損失水頭の低減(効率性アップ)と既設砂防堰堤の改変を最小限に留めた(コスト縮減)計画とした。最大使用水量は、河川流況を鑑みた適用管径と収支に影響するFIT制度の適用区分(200kW未満)や、発生電力量等写真1取水管挿入状況写真2導水管(鋼管)据付状況を考慮して198kWと設定した。■施設計画平沢川砂防堰堤のこれまでの堆積状況を勘案しても、発電事業期間における湖面湛水の取水が可能である施設と判断した。本発電所の取水方法は、砂防堰堤の越流天端(EL=97.50m)より2m下がり(空気混入防止)に取水管(鉄管φ800mm)を設置し、流れ込み式により行う。取水口部分は堤体削孔による取水管挿入を行い、取水口から下流の導水管は堰堤前面に沿わせた後、発電所までの区間を地中埋設による配管でつなぎ、垂直壁下流の護岸工部分で放流する。写真3取水口ゲート据付完了図4平沢川小水力発電所概要説明図写真4埋設管(ハウエル管)据付状況046Civil Engineering Consultant VOL.270 January 2016