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OVERSEASMongolia─モンゴル国─海外事情モンゴル国の生活と風習松島秀夫MATSUSHIMA Hideo大日コンサルタント株式会社/海外事業部/専任技術参事工事監理としてモンゴル国の建設工事の橋梁・土木構造物担当工事監理として、2014年4~11月と2015年3~10月の期間ウランバートルに派遣された。住まいはウランバートル、仕事はウランバートルから約50km南に位置するズーンモド近くの建設現場という生活である。そこで見て聞いて感じたモンゴル国の生活と風習を紹介する。国の清の一部になった。モンゴル国はチベット仏教の指導者ボグドハーンが1911年に独立を宣言したが、ロシアと中国の干渉によって1915年、外モンゴルは自治領に、内モンゴルは中国領になった。1922年にソビエト社会主義共和国連邦が成立した2年後、外モンゴルは世界で2番目の社会主義国家であるモンゴル人民共和国になり、1945年に独立が国際的に認められた。ソ連が崩壊すると、1992年に新憲法を採択して社会主義を放棄し、国名をモンゴル国に改めた。日本とモンゴルの関係としては、1939年に満州国の関東軍とモンゴル人民共和国との間で国境線を巡る争いが起き、日本軍とソ連軍が戦ったノモンハン事件が起きた。戦後、ソ連が抑留した日本兵捕虜がモンモンゴル国モンゴル国は北をロシア、他3方向を中国と国境で接している内陸国であり、国土面積は156万km 2、人口は300万人で世界で最も人口密度が低い。大統領制と議会制民主主義を採用し、4年に一度選挙がある。主な宗教はチベット仏教で、ウランバートル市内にある仏教寺院の一つのガンダン寺には毎日多くの人が参拝している。寺院の中に高さ約26mの観世音菩薩像がある。1206年にチンギスハーンが史上最大のモンゴル帝国を築き、1271年にその孫であるフビライハーンが元を築いたが、その後のモンゴルは中写真1ガンダン寺の観世音菩薩像050Civil Engineering Consultant VOL.270 January 2016