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写真4騎馬隊の騎乗前行進写真5白い綿毛がいっぱいのロシアポプラ写真6羊とヤギ写真7モンゴルの牛祭り毎年7月11~13日の3日間は国民の祝日で、ナーダム祭りが開催される。ほとんどの放送局でモンゴル相撲、子供競馬、弓矢の競技が3日間放映される。特に、7月11日チンギス広場(旧スフバートル広場)から国立競技場までの騎馬隊のパレードは圧巻である。白い綿毛6月中旬から7月初めまでの間にウランバートルを訪れた人は、空を飛ぶ白い綿に驚く。ロシアポプラと言われる木から、花粉のような綿毛が大量に撒き散らされる。この時期、街中は綿毛で真っ白になる。寒さに強いこの木は、ウランバートルのいたるところに生えている。果実が割れるとタンポポの白綿よりずいぶん大きい直径2cm位の綿毛になり、それがなんと鼻の穴にすっと入り、気分が悪くなる。マスクをするか、口や鼻を押さえて歩く必要がある。動物モンゴル国はもともと遊牧民の国で、家畜の数が多い。羊2,000万頭、ヤギ1,900万頭、牛290万頭、馬260万頭、ラクダ32万頭いると言われ、ヤギの毛はモンゴル国の主要輸出品であるカシミヤになる。羊、ヤギ、牛、馬は日本や東南アジアと比べるとずいぶん毛深い。建設現場や山中には野生のリスやウサギ、美しい野鳥がいる。ウランバートル市内ではハト、カラス、スズメ、ツバメを見ることができる。犬は放し飼いが多く、体長70cm位の大型犬で、牧羊犬として使われているおとなしそうな黒い犬が多い。最052Civil Engineering Consultant VOL.270 January 2016