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Consultant273

特集まちと樹の共生~木との付き合い方を探る~街路樹をはじめとして、公園、屋上庭園、壁面緑化など街なかに自然を持ち込む取り組みは多く行われているが、そもそも人工物だらけの街に自然を持ち込むことは、自然の側からみれば望ましいものではないかもしれない。落ち葉がゴミになり管理費が掛かるという理由から街路樹がバッサリと剪定されている姿などは直視に堪えない。しかし、街に自然を取り込むことで人と自然の距離は縮まる。水循環の断絶・ヒートアイランドといった都市の環境悪化を和らげるという点からも、まちと自然との共生を目指す方向は間違っていないものと思える。特に自然の代表格である樹は、街なかの公園や街路といった場所において、日影を生み出し、景観を形づくり、土を保持し、実を生らせ、生き物の生息環境を創出し、自然の豊かさを、街と人に提供してくれている。まちと樹が、自然の側からみてもまちの側からみても相互に望ましい姿があり得るのか、あるとすればどのようなものなのか、これからの樹とまちの共生のあり方を探ってみたい。1アメリカ、キャノンシティー/佐々木勝2タイ、バンコク/有賀圭司3メキシコ、グアナファト/平田潔4イギリス、ロンドン(ケンジントンガーデンズ)/塚本敏行5イタリア、ローマ(アッピア街道)/塚本敏行?