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OVERSEASKingdom of Bhutan─ブータン王国─ブータン国にて海外事情伊藤毅ITO Tsuyoshi株式会社建設技研インターナショナル/環境部/技師長ブータンという国プダウンを繰り返す幅が狭い峠道ブータンはヒマラヤ山脈に連なるの連続でした。南斜面にあり、インドと中国の2大ティンプーでは12月頃になると雪国に挟まれた小さな王国です。人口が積もり、初降雪日は学校も役所もはわずか80万弱です。現地空港に休みになります。その日はブータン早朝着いた後、丸一日かけて現場に国自治省が祝日として発表するの行く車窓の光景(写真1)と首都かで、学校や役所に行った人も戻ってらわずか1kmで始まる急峻な斜面きます(写真2)。ブータン人は雪をの繰り返し、そして少ない集落を見たときに人口の少なさを実感しました。標高約2,400mに位置する、ブータン第1の都市となる首都ティンプーですら人口は10万に達しておらず、日本の村のようです。また、国土面積は日本の九州よりやや大きい約38,400km 2です。現場までの道路はすべて国道で、地図には一部はHighwayと書かれていましたが、我々がイメージするHighwayは到着直前の約3kmだけでした。それ以外に舗装されていた区間は半分にも満たず、標高800~3,000mのアッ写真1現場に行く途中神聖なものとして捉え、冬の到来で今年も雪が降り、天候が順調に廻っていることへ感謝の意味を込めて祝日にするようです。初雪を祝うのは理解できますが、祝日にまでしてしまうのはブータンらしいと思います。050Civil Engineering Consultant VOL.274 January 2017