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る。固定電話に対して、簡素なケイA.私的交通B.中間的公共交通C.公共交通動力系車両パラトランジット(動力系)道路交通手段タイ電話とマイクロクレジット(少・二輪車-バイクタクシー(2輪車)・BRT、トロリーバス・乗用車(3輪、4輪)-ミニタクシー(3輪、4輪車)・バス(連接型、二階建て型等)額融資)の適用で農村の経済発展・バン・SUV・カー/バンプール(相乗り)-ジープ、トラック等改造バス・超小型車・レンタカー、リースカー・タクシー(相乗り・路線型も)をもたらした先例と同様リープフロ・電動自転車/スクーター・AVタクシーッギング(カエル跳び型発展:例え・その他(セグウェイ等)・電動自転車/スクーターシェア・カーシェア中量輸送機関ば電話が普及していない地域で固・AV(自動運転車)・ライドシェア(Uber等)・モノレール、新交通システム・オンデマンド交通(AGT)非動力系手段定電話の普及段階を経ず、一足飛(バス、タクシー)・路面電車、トラム、LRT・徒歩・自転車(2輪、3輪車)びにケイタイ電話が普及するといっ非動力系手段(NMT)大量輸送機関(鉄道システム)・サイクルシェア、・地下鉄-畜力車(馬車等)た発展)の事例として注目される。ドックレスサイクルシェア・都市鉄道世界の各都市で3種の主要交-リキシャ、トライシクルその他-畜力車(馬車等)・短距離輸送システム通手段、自家用車(オートバイを含(動く歩道、ケーブルカー、注.一部の都市では水上交通システムも重要。エレベータ、エスカレーター)む)・公共交通・徒歩/自転車の分発展途上国に特有な手段は“-”で、ICT技術や自動運転技術等を用いた先進的な移動手段は青字で表記。MaaSは、A,B,C全体を対象として開発中。担率から自動車の使われ方に注目図3世界の主要な都市交通手段(陸上)して都市を類型化したものが図4である。先進国の都市のなかでも、人力・畜力を利用した乗り物、オートバイやトラックを利自家用車中心の都市C1や自家用車ベースのマルチモー用した地域独特のさまざまな交通手段が使われていド型C4?ではなく、公共交通型C2(東京)、徒歩・自転る。これらは“中間的公共交通手段”、あるいはパラト車型C3(アムステルダム、ビルバオ)、公共交通ベースのランジット(準公共交通手段)といわれている。それらマルチモード型C4?(モスクワ、プラハ)、徒歩・自転車は法的制度が未整備ななかで、不安定で危険なものもベースのマルチモード型C4?(大阪)があることが注目あるが、住民が望む移動ニーズを可能にするインフォーされる。一方途上国では、自家用車型C1(ホーチミンシマルな移動サービスとして、また雇用機会を提供する適ティ、クアラルンプール)、自家用車ベースのマルチモー正技術として広く受容されている事例も多い。ド型C4?(バンコク、カイロ)と自動二輪車を含めた車私的交通手段の中には、徒歩と自転車といった非動社会化が進んでいることがわかる。このようにモータリ力系交通手段NMT(Non Motorized Transport)があゼーションの基調は変わらないとしても、それぞれの地る。これらは先進国、発展途上国を問わず最も基本的域の社会文化的な、また歴史的な文脈の中で、使われな交通手段であるが、政策上忘れられがちである。いている交通手段に多様性があることがわかる(文献2)。ずれも健康の視点から再評価されており、持続可能な交通手段として安全性の確保など積極的な取り組みが技術革新と新しい交通手段進んでいる。自転車について、近年は欧州から始まった最近の動きとして、大気汚染対策や持続可能性の視サイクルシェアが各国に展開して定着し、欧米都市の都点から、自動車への過度の依存を減らす都市政策がパ心部の風景が様変わりしている。またごく最近はICT技リ、ロンドン、ニューヨークなどの先進国都市で進んで術の活用が進み、中国発のスマホのGPSで場所を特定おり、ディーゼル車・ガソリン車の使用抑制、混雑課金化して開錠し、使用後は“乗り捨て自由”で決済が可能制の導入・検討、徒歩・自転車の利用促進、公共交通のな便利なシステムがある。中国では、Mobike、Ofoの大改善などが行われている。一方で、スマホやGPSなどの手2社のほか約30社が1,500万台近くを全国の都市でICT技術や自動運転関連技術と、所有からシェアリング急展開しているとのことで、日本、欧州、東南アジアのといった価値観の変化などによる新しい移動サービス都市にも進出中である。しかし、この“ドックレス・バイの開発・導入も民間ベース主体で進んでいる(図5)。クシェア・システム”は特定の置き場がないまま歩道や従来のマイカーやタクシーに代わるカーシェア、ライド路側などに大量放置され、各地で問題を引き起こしたシェア(配車アプリ)の世界的普及の動きは、日本ではため、受け入れ自治体では規制が始まっている。このよ出遅れているが、世界市場を相手としている日本の自動うに革新的な技術を利用した新しい交通手段が途上車メーカーでも対応が急ピッチで進んでいる。交通手段国で進む他の事例としては、東南アジアに多いオートバについては徒歩からマイカー、公共交通といった起終点イタクシーについてスマホでの案内(配車)アプリがあ間で利用可能なすべての移動手段を種々組み合わせて020Civil Engineering Consultant VOL.280 July 2018