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(人)70,000利用者数の推移導入地域(導入地域の積み上げ)2018.3.31現在60,00050,00040,00030,00020,00010,00002010/01 2011/01 2012/01 2013/01 2014/01 2015/01 2016/01熊本県1地域兵庫県1地域福岡県1地域福井県2地域宮崎県1地域岐阜県5地域愛媛県1地域山梨県1地域埼玉県10地域奈良県4地域三重県1地域岩手県1地域群馬県1地域茨城県3地域千葉県5地域東京都1地域神奈川県2地域静岡県1地域愛知県1地域図2オンデマンド交通の導入地域と利用者数の推移←運行開始当初(2010年3月)1km程度の距離にいるユーザー同士のネットワークが散見される約1年後(2011年3月)→玉城町内の2km以上離れたユーザー同士や、隣接する伊勢市のユーザー間のつながりができている★青線がデマンド交通を利用して一緒に行動する住民のつながりを示す図3住民のつながり(ソーシャルネットワーク)の変化析した結果が図3で、写真のように同じ車両に乗り合わせて同じ場所に移動することを3回以上続けている人たちが住んでいる場所を線で結んだものである。1年ほどで大幅につながりが増えてきたことが分かる。これらの人に実際にヒアリングを行ったところ、約半数の人が車内で知り合いになったと言い、そして健康体操教室の帰りにカラオケなどに一緒に行くことが多く、一人ひとりの移動頻度も増加している。移動頻度が増加することで、健康状況にも何らかの影響があるのではないかと医療費の変化を調べた(図4)。因果関係はわからないが、オンデマンド交通を利用していない人の一部で医療費が大きく増加しているのに対し、利用している人の医療費の変化は少なく医療費の削減が期待できる。024Civil Engineering Consultant VOL.280 July 2018