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写真5『阿蘇への恩返し』を合言葉に活動を続けていますこのように、熱心なボランティアの皆さんの活動に地熊本県も草原の危機的状況に対し、2012年に地域元農家の方も感銘を受け、高齢化と後継者不足に悩む振興戦略「かばしまイニシアティブ」を打ち出し、これま地元からの要請も年々増加し、7牧野110名から始まっでの農畜産、観光、環境行政による草原の間接的な支た野焼き支援ボランティア活動は、今や年間70牧野の援から一歩踏み込み、ボランティアの拡充、野焼き支援参加人数が延べ2,500名を超す一大事業となりました。活動継続と安全対策のための財源確保、草原再生事現在、阿蘇全体の4割強の牧野にボランティアが入って、業への取り組みも進められています。草原維持にかかわる様々な支援活動を行っています。また2015年には、環境省と阿蘇市により「阿蘇草原保全活動センター」が建設され、草原に関わる様々な情阿蘇草原保全・再生に向けた様々な取り組み報収集や学びの場の拠点となっており、「阿蘇グリーン近年、草原の価値や重要性が改めて見直され、草原ストック」が、その運営を担っています。保全・再生へ向けた様々な取り組みが行われています。このように草原再生のための大きな動きが高まって阿蘇の貴重な草原環境を子供たちの世代に引き継ぐいますが、まだまだ多くの方の連携と協力が欠かせませためには、様々な方が共通の認識を持って、長期にわたん。国民の貴重な財産である阿蘇の草原を何としても守り連携していくことが求められます。このため、2005年り、次の千年に手渡すために、今後も行動し続けていき12月に環境省を中心に、牧野組合や活動グループ、行たいと思います。全国の皆さまのご協力、ご支援をよろ政、研究者など103の個人および団体の参加により自しくお願いいたします。然再生推進法に基づく「阿蘇草原再生協議会」が設立されました。現在259の構成員で構成され、草原保全・再生に基づく全体構想という共通の目標に向かって連携して活動しています。2010年10月には、阿蘇草原の多面的な機能を受益者である県民、国民が支えるという意思のもと、行政、経済界、学会、報道機関で構成する「阿蘇草原再生千年委員会」が発足しました。この委員会は阿蘇草原再生協議会、阿蘇地域の世界文化遺産への登録を支援し、草原再生募金の呼びかけやシンポジウムなどの開催で阿蘇草原再生の取組みを更に広める活動を行っています。写真6 2015年4月、阿蘇市に建設された「阿蘇草原保全活動センター」Civil Engineering Consultant VOL.281 October 2018027