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活を営んできた。当センターは、平成25年4月には公益財団法人阿蘇地域振興デザインセンターに移行し、新たな活動が始まった。地域連携マネジメント財団の設立阿蘇地域の自然環境を守りつつ、観光開発と環境保公益事業?財団の取組全、地域づくりのマネジメントを行う主体として、平成2阿蘇地域振興デザインセンターでは、3つの公益事業しゅつえん年5月に旧阿蘇郡自治体(12町村)と熊本県が出捐し、財団法人阿蘇環境デザインセンターを設立した。事業の広がりを受け、平成10年と平成15年に基本財産(基金)を増額。当初より、当財団には、構成自治体から職員が派遣されている。派遣職員の効果として、各市町村の中では自分のところだけを考えればよかったことが、当センターに派遣されることによって、阿蘇地域の関係市町村、阿蘇くじゅう観光圏としての幅広い視野に立つ位置になり、阿蘇全体の観光振興を推進しながら、地域づくりを図っていくことになる。この一体感を創りあげていくという過程で、行政や民間との連携を深めることになり、派遣職員のスキルアップも期待されている。写真3阿蘇の五岳・涅槃像写真4雲海に浮かぶ阿蘇五岳に取組んでいる。1豊かな自然による世界ブランドの確立?阿蘇草原の維持・再生?阿蘇を代表する雄大な草原とその景観や放牧、農業、水源涵養、観光といった草原の持つ多面的な機能を次世代へ継承する気運を高めていくため、その価値や現状を地域内外に向けて、様々な媒体でPRを行う。草原再生事業を支援し、豊かな自然を守りながら活動していくことが重要になり、阿蘇の貴重な財産である「草原の維持・再生」を中心に、環境・景観保全の促進を進める。2地域の元気再生による地域力向上阿蘇地域が抱えている課題として、産業の弱体化や若年層の流出など、生活・生産基盤に影響を及ぼすものが多くある。一方で、内外から阿蘇の環境・景観等の遺産に大きな関心が寄せられている。こうした課題や期待に応えるためには、地域のリーダーとなる人材の育成と、その人材を受け入れる土壌を作る必要がある。課題解決に向けた地域づくり事業や地域資源等を活用した「まちづくり」や「情報発信」あるいは「景観・地域資源の保全」等の活動を写真5中岳火口写真6朝焼けと雲海Civil Engineering Consultant VOL.281 October 2018029