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写真3ピザショップの外観写真4ピザの製造の様子層の拡大に寄与している。プレーゾーンなども新たに整備したことで、お子様連れの来客も多くなり、新しいかたちでの地域コミュニケーションの場の提供につながっている。指定管理者制度を活用した運営方針の転換により、年々利用者や売上が増加して行政負担も軽減されていることから、甲良町からも評価していただいている。写真5クレープコーナー写真6、7プレーゾーンの様子■地域活性化施設『Harappa』本施設は平成28年4月より、新設された施設にて運営がスタートした。被災地では早急なサービス提供が求められていたこともあり、スピードを重視し、補助金等を活用せず民間資金による事業スタートに踏み切った。東松島市には民間での復興事業を立ち上げるために設立された「東松島みらいとし機構(HOPE)」という中間支援組織があり、首都圏や地元の企業が多数参画し、地域における事業の立上げについて協議していた。当社もそれに参加しながら、地域における事業設立への熟度を高めていける背景があったことも、事業スタートの非常に大きな後押しになった。このような背景もあり、施設運営を始めるにあたっては、将来施設運営が軌道に乗った際には、地元企業による経営や運営参画が容易になるように地域会社を設立してスタートしている。地元地主土地賃借地代建設建設工事会社発注建物建設リース会社6次産業化施設図4 Harappaの事業スキーム建物賃貸(リース)地場産品販売施設(直売所)地場産品提供地元生産者地域の活性化を主としたものであることから、地域の農水産物を中心にした物販と、地域のニーズが高い6次産業化への展開が見込みやすいベーカリーを併設した施設としパシフィックコンサルタンツグループ地域会社賃料(リース料)ライセンス付与運営加工・販売施設(ベーカリー)全体プロデュース地元企業地元調整・事業サポート等広報コミュニティスペースHOPE東松島市(維持管理)付帯施設036Civil Engineering Consultant VOL.281 October 2018