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写真1コロンボ市内の交通渋滞。緑色の車両がトゥクトゥク写真2 上から順にシンハラ語、タミル語、英語の看板写真3街中にある仏教寺院写真4米中心のスリランカの食事写真5スーパーで売られている蚊取り線香の首都高のような都市高速は存在しない。交差点も信号機のない平面交差が多いため、街中では常にどこかで渋滞が起きる。最後に、運転マナーの悪さがある。どのドライバーも、隙間があると我先にと平気で割り込みしてくる。日本のような譲り合いの精神はまったくといっていいほどない。どこか日本と似ている国スリランカの公用語はシンハラ語とタミル語の2言語であり、それぞれ独自の文字で表現されるため、外国人はまず理解できない。しかしながら、元は英国領であったため、道路標識や公共施設の看板などには英語を加えた3カ国語併記が広く普及している。英語も市民に広く通じるため、英語が話せれば特に不自由はない(写真2)。そんな異国の地においても、街中を見ていると、どこか日本と似ている点がいくつかある。1つ目は、英国領であったため自動車は右ハンドル・左側通行であり、街中には日本の中古車があふれている。入国日に乗ったタクシーはトヨタ・プリウスで、カーナビゲーションの表示は日本語表記のままであった。2つ目は、敬虔な仏教徒が多いことである。街中には寺院や仏像が多く、花や食べ物などのお供えがされている。温和・真面目な性格で生き物等を敬う人々が多く、日本人とも相通ずるものがある(写真3)。3つ目は、米食文化であり、基本的に1日3食、米を食べることである。料理はカレーが中心であるが、比較的あっさりしてマイルドで、日本人の口に合いやすい(写真4)。日本食の店もわずかながら存在するが、現地では高級料理扱いであり、普通のラーメンが1杯1,000円以上する。また、蚊が多いため、日本発祥の蚊取り線香がスリランカでも現地生産され普及している(写真5)。このCivil Engineering Consultant VOL.281 October 2018047