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日下川右:派川日下川放水路(県)日下川新規放水路左:日下川放水路(国)仁淀川図8日下川新規放水路の平面計画図図6プレートテクトニクス理論的に大きな曲線となるルートとした(図8)。■放水路縦断線形トンネルの縦断計画は、呑口部から吐口部(仁淀川)までは一定の勾配とし、吐口部近くに明暦2(1656)年に完成した鎌田用水路が存在することから、これを避けて立体交差とし、下流部で逆サイホン形状とした(図9)。図7日本の地質区分■平面ルートの決定新規放水路の呑口は、昭和57年に完成した既設の日下川放水路と同じ位置とし、吐口は既設の位置より下流とし、仁淀川の流水に阻害を出典:「地球のしくみ」与えない箇所に計画した。放水路トンネルは最短ルートとしたいところであるが、すでに2本の放水路が存在していることや、地質、土地利用状況、経済性などを勘案し、平面■放水路トンネル断面トンネルは直径7mの標準馬蹄形断面とし、標準工区の施工は、経済性や施工性などを比較検討した結果、地山をロックボルトと吹付けコンクリートで補強しながらトンネルを掘削・構築するNATM工法で行うこととした(図10)。圧力トンネル構造は、従来、内水県道土佐伊野線仁淀川計画高水位▽鎌田用水路通気孔山通気孔制水門戸梶川計画高水位▽水路敷高トンネル勾配約トンネル勾配約越流堤吐口部トンネル部呑口部図9日下川新規放水路の縦断計画図044Civil Engineering Consultant VOL.282 January 2019