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X線による電線劣化判定(関西電力との共同)鋼材基礎劣化診断風力発電連系線の設計無電柱化の設計(豆田町)みやま市バイオマスセンター導入支援(生ごみ等バイオガスセンター発電施設)CIGREワーキンググループ会議後の発電所の見学(アイルランド)社内技術発表会自社開発の小型ボーリング機(軽量可搬型、山岳・狭隘地)線検査や放電測定、鋼管鉄塔部材内部腐食点検及び鋼材基礎劣化診断等、電力輸送設備の保全・管理の技術高度化にも努めています。●公共事業現在、当社では電力土木、土質・基礎、地質、電気・電子、道路、廃棄物の6部門を登録しており、電力事業で培った技術を基に、主に国土交通省九州地方整備局管内の事務所や九州の各県、国立大学法人、及び周辺の市町村から受注しています。【道路部門】道路関連では、国策である無電柱化推進事業に係る電線共同溝の設計や、電線類地中化・無電柱化及び道路設計等を受注しています。大分県日田市では、市の中心部にある豆田町の電線類地中化・無電柱化に伴う設計を受注しました。伝統的な古い建物や街並みが残っている「日本遺産」のエリア豆田町は、電柱を無くしたことで往時の風景が甦り、観光地としてにぎわっています。江戸時代に幕府直轄の城下町として栄えた「天領日田-豆田町」で、レトロな風景と街歩きを楽しんでみませんか。【廃棄物部門】地球温暖化に関心が高まる中、当社も再生可能エネルギーの事業に参画しております。電力事業では風力・太陽光・地熱発電の連系送電線路の調査・測量・設計もしていますが、廃棄物として処理される生ごみやし尿等をエネルギー資源として活用できないか調査・検討を行い、バイオマスの発電・熱利用の事業化計画作成のお手伝いもさせていただいています。技術力の高度化電力輸送設備は、恒久的設備要素を持つため「長寿命化」が課題であり、関連企業との共同研究を行ったり、CIGRE(国際大電力システム会議)のパリ大会やワーキング等に参加したりしています。また、社内においては設備管理のシステム開発、地質調査に使用するボーリング機の小型化及びドローンによる調査資材の運搬開発など、新たな技術開発に挑戦しており、社員のアイデアと知識を活用し技術力の高度化に邁進しています。(文:取締役渡辺正之)Civil Engineering Consultant VOL.282 January 2019055