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概要

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国際委員会だより第35回Message from International committee「海外事業展開に関するアンケート」の報告国際委員会内藤誠司│NAITO Seiji2018年11月20日に協会会員企業8社／14名のご参加をいただき、「海外事業への展開促進に係るワークショップ」を開催しました。今回は同ワークショップ開催に先立って実施したアンケートの結果について報告します。ワークショップに先立つアンケートの実施ワークショップの開催に際して、事前に各会員企業の皆様のワークショップへの参加意向をお聞きするとともに、海外事業の経験の有無や関心の度合い、海外事業展開に際して課題となっている事項等を把握するため、アンケート調査を行いました。海外事業への展開は、海外未実施の企業各社にとって重要な経営判断事項と考えられるため、各社の“経営者・幹部層”の方の考えに基づきご回答いただくようにお願いしました。アンケートは対象企業473社にお願いし、95社（地域コン47社、広域コン48社）から回答を頂きました。1回答社の海外経験95社の回答のうち、「海外業務の経験が無い」もしくは「過去に経験はあるが現在は実施していない」企業図1海外業務経験の有無（以下、2つを総称して「未実施企業」という）が約3/4を占めています（図1）。2回答社の規模海外業務を実施している企業（以下、「実施企業」という）は、従業員数が100人以上の企業から多くの回答を頂きました。一方、回答いただいた未実施企業は、100名以下の企業が6割強を占めています（表1）。実施企業（2 5社）の展開状況等実施企業は、今後海外展開を拡大する意向を持つ企業が大多数であり、将来の国内市場の縮小を補完するために海外展開の必要性が認識されています。また、社員の技術力・モチベーションの向上という意味合いを持つ企業もあるようです（図2、3）。未実施企業（70社）の海外展開への関心等1海外業務への関心の有無実施企業が今後の積極展開を志向する一方で、未実施企業の中では、海外積極展開の意向が広く醸成されていないようです（図4）。2海外業務に関心を持つ理由、興味分野/業種未実施企業のうち、14社が今後の海外業務展開に関心を持っており（図4）、その理由としては、実施企業と同様に、将来の国内市場の縮小に対する危機感や社員の技術力等の向上があります。また、海外展開を行ってみたい技術を有する企業も存在しているようです（図5）。また、未実施企業の興味のある分野、業種については、下表のとおりです（表2）。関心はあるが、これまで海外展開を行っていない理056Civil Engineering Consultant VOL.282 January 2019