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切断撤去切断撤去切断切断撤去再利用部材既存リベット残置再利用部材既存孔利用孔孔再利用部材新規孔明け再利用部材既存リベット残置孔照明器具取付用孔再利用部材既存孔利用再利用部材新規孔明け寸法再利用部材既存孔利用再利用部材新規孔明け孔再利用部材既存リベット残置再利用部材既存孔利用再利用部材新規孔明け再利用部材既存リベット残置図1霞橋側面図■再生方針再利用に当り、コッター(くさび)ピンを有する格点部や細長く繊細なラチス(井桁を連続に組む)構造たいけいこうの対傾構を残し、オリジナル性を保持するため可能な限り既設部材を使用する方針とした。再生先の霞橋の支間が約31m(100ft)で江ヶ崎跨線橋の丁度半分であること、およびプラットトラス2連の橋から1連を再生することから、程度の良い部材を組み合わせて再生することが可能であった。しかし、支点部と床組は、腐食が著しく進んでいることから再利用が困難であり造り直すこととした。またラチスは、ガスにより無秩序に切断されていて再生が困難であり、ほぼ同じサイズの形鋼で造り直した。一方、再生後には道路橋として利用されることから、2002(平成14)年『道路橋示方書』に準じた設計を行った。200ftの鉄道橋を半分の支間の道路橋に再生するので耐荷力は充分であったが、明治期より厳しい鋼材の座屈の規定を満足できない。そのため、橋門構の横支材にはフランジを取り付けたコ字型の新設断面として造り直している。またラチス材は、力が入らないように取付け方を工夫して構造部材と見なさず飾りとして扱うものとした。西側凡例:保存(再利用):保存(再利用しない)☆:新規作成:破棄東側:切断箇所☆:追加切断加工☆端部中部間☆図2再利用部材再利用部材既存孔利用再利用部材改良図(その1)S=1:30主構T1端面切断孔明け現状不要部材撤去及び切断要領再利用部材完成形斜材縁端再利用部材既存リベット残置取り外し間詰め材再利用部材新規孔明け再利用部材既存孔利用端面切断孔明け現状加工完成図3継ぎ手構造図4再利用部材改良図Civil Engineering Consultant VOL.283 April 2019039