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Web地図で地形の断面図が簡単に作れます?建設コンサルタント業務の強い味方「地理院地図」?国土地理院地理空間情報部/情報普及課長佐藤壮紀SATO Takenorivはじめに建設コンサルタント業務を行っている皆様は、日ごろの業務で地図を使う機会が多いのではないでしょうか。現地調査や住民説明会、またはGISでの解析など様々な場面で地図を利用しているかと思います。しかし、多くの場合は、単に位置を特定するための「地図」として利用しているのではないでしょうか。近年、インターネットの急速な普及により、様々な場面で、従来の紙地図からWeb地図への利用に変わってきています。国土地理院も2013年からWeb地図「地理院地図」(https://maps.gsi.go.jp/)を運用しています。Web地図は、ただ単に位置を特定するための「地図」でなく、従来の紙地図ではできなかった様々なことができるようになりました。地図は「見る」だけの時代から、「使う」時代になってきています。特に地理院地図は、建設コンサルタント業務はもちろんのこと、防災や教育など様々な場面で「使う」ことのできる情報や機能が豊富にそろっています。本稿では、皆様の日ごろの業務にも役立つ地理院地図ならではの情報と機能について紹介します。v地理院地図とは国土地理院は地図や空中写真、災害情報など、多様なデータを整備しており、地理院地図(図1)は、これらのデータをご覧いただくショーケースとして運用しています。さらに、それらのデータを高度に利用できる機能を備えています。地理院地図は、インターネットに接続で「情報」ボタン「機能」ボタン図1地理院地図の表示画面054Civil Engineering Consultant VOL.283 April 2019