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標準地図全国最新写真(シームレス)被災地の写真色別標高図図3福島県の県横断図く、それらのデータを高度に「使う」ための様々な機能を備えています。ここでは、建設コンサルタント業務にも役立つと思われる3つの機能について詳しく紹介します。土地条件図指定緊急避難場所図2地理院地図で閲覧できる様々なデータきる環境があれば、パソコンやスマートフォンでいつでも利用できます。v地理院地図で見られる情報地理院地図では、地図や写真、防災情報、地形の把握に役立つ情報などの2,000以上のデータを、自由に重ね合わせて表示することができます。例えば、最新の全国の写真のほかに、年代別の古い写真を見ることもできます。大きな災害が発生した場合には、被災地の写真も公開しています。また、写真以外にも、高さごとに色分けした「色別標高図」、土地がどのようにできたか(すなわち、地盤の脆弱性)を知ることのできる「土地条件図」、地震や台風等で被害を受けた土地の状況の情報、災害の危険から急いで逃げるための場所である「指定緊急避難場所」などがあります(図2)。これらのデータは、画面左上の「情報」ボタンから選んで地図上に表示することができます。v便利な機能地理院地図は、2000以上のデータを「見る」だけでな1断面図作成機能?高低差を確認する機能?地図上でクリックして指定した経路の地形断面図を作成することができます。これにより、道路縦断の概略図作成、洪水や津波等の災害時に備えて避難するときに理解しておくべき身の回りの高低差の把握などに活用することができます。画面右上の「機能」ボタン→「断面図」を選んで、地図上をクリックして経路を指定すると、指定した経路の断面図が作成されます。例えば、図3は福島県の猪苗代湖をとおる経路で断面図を作成したものです。福島県は、海側から、浜通り・中通り・会津の3つの地域に分けられますが、作成した断面図からも、山地によって3つの地域に分けられていることがよくわかります。また、作成した断面図をCSV形式のファイルとして保存することもできますので、その後表計算ソフト等でも利用することができます。CSVファイルには、指定した経路を300等分する点の位置情報(緯度、経度、標高、始点からの距離)が記載されます。2自分で作る色別標高図?地域に応じた標高地図を作成する?浸水の危険性を把握するためにしばしば用いられる色別の標高地図は、高さごとに同じ基準で色が塗られCivil Engineering Consultant VOL.283 April 2019055