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ているために、局所的な土地の高さ・低さがわかりづらいものでした。そこで開発した機能が「自分で作る色別標高図」です。自分で作る色別標高図では、高さごとに自由に色を決めて地図を作ることができます。「情報」ボタン→「起伏を示した地図」→「自分で作る色別標高図」を選ぶと、地図を高さで色分けするためのメニューが表示されます。例えば図4は東京の荒川沿いの地域で、微小な標高の変化が目立つよう1mごとに色分けしたものです。ゼロメートル地帯は青色に、特に標高が低い場所(-2m以下)は黒色に、また高い場所(4m以上)は赤に色付けしています。河口の近くの一見平坦な土地でも、高さ・低さが視覚的にわかるかと思います。3 2画面表示機能?画面を並べて変化を確認?画面を2つに分けて2つの地図や写真を比べて表示できます。「機能」ボタン→「ツール」→「2画面表示」を選択すると地図が左右の2つに分かれます。左右の画面にある「情報」ボタンから、それぞれ地図や写真を選んで表示することができます。図5は平成30年7月豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備町付近の写真です。被害を受ける前(左)と後(右)の写真を2つの画面で表示して比べることができます。vその他の特長これまで紹介した機能の他にも、地理院地図を語る上では欠かすことのできないポイントがあります。ここではいくつかのポイントについて紹介します。図4自分で作る色別標高図の例(荒川河口付近)1昔の写真を見ることができます地理院地図では、最新の全国の写真に加えて年代別の写真を掲載しています。「情報」ボタン→「空中写真・衛星画像」を選択し、撮影時期を選ぶことで各年代の写真を表示することができ、戦前~戦後復興期~高度図5 2画面表示の例(倉敷市真備町)056Civil Engineering Consultant VOL.283 April 2019