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1936年2014年図6東京駅周辺の戦前(左)と最新(右)の写真図7地理院地図Globeの表示例図8地理院地図3Dの表示例図9富士山周辺の立体模型経済成長期~現在に至るまでのまちのうつり変わりを見ることもできます。図6は東京駅周辺の戦前と最新の写真を比べたものです。東京駅の東側の「外堀通り」は、名前の通り、かつてのお堀(外濠)に沿った道路であることがわかります。年代別の写真を比べることで、まちがどのように変わってきたかを知ることができます。2最新の道路や鉄道が載っています高速道路などの主要な道路や鉄道は供用開始日当日に地図に反映しています。休日・祝日であっても反映しています。災害はいつどこで発生するか分からないことを考えると、緊急輸送道路として使われる主要な道路がその時点時点で正確に反映された地図が共有されることは重要なことです。3 3Dでも見ることができます地理院地図では3D表示をすることもできます。3D表示をすることで、地形をより直感的に把握することが可能です。地理院地図には、「地理院地図3D」と「地理院地図Globe」という2つの3D表示機能があります。地理院地図Globeでは、全国をシームレスに3D表示することができます。「機能」ボタン→「Globe」を選択すると、3D表示に切り替わります。図7は富士山周辺の空中写真を3D表示したものです。回転や傾きを変えたりすることで、これまでとは違った見え方ができるので、新しい発見があるかもしれません。地理院地図3Dは、特定の範囲を3Dで表示します。「機能」ボタン→「3D」→「大・小・カスタム」から3D表示する範囲を選択すると、選択された範囲が3Dで表示されます。図8は、富士山周辺を、高さ方向を強調した上で3D表示したものです。3Dプリンタ用データとしてダウンロードすることもできますので、そのデータを使って立体模型を作製することもできます(図9)。vおわりに国土地理院では、最新の技術を今後ともフォローしながら、引き続き国の基盤となる情報を、鮮度の高い状態で整備・提供していきます。建設コンサルタント業務はもちろんのこと、防災、教育、環境など様々な場面で是非地理院地図をご活用ください。Civil Engineering Consultant VOL.283 April 2019057