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第10回建コンフォト大賞あなたのお気に入りの“土木施設”当協会では、広く一般の方々の土木施設への興味を高め、建設コンサルタントをより知っていただくために、2 0 0 9(平成21)年度よりフォトコンテスト「建コンフォト大賞」を毎年開催しています。「あなたのお気に入りの“土木施設”」をテーマに、道路や橋、鉄道、上下水道、空港や港、公園や堤防など、私たちの日常生活を支える土木施設のある風景を撮影していただきました。2 0 18(平成30)年度も、当協会ホームページやフォトコンテストに関する情報提供サイトへの掲載、全国の高校写真部へのチラシ配布などで作品を募りました。その結果、全国の幅広い年齢層の方々から328点の応募をいただきました。第10回を記念した今回は当協会と関係のある出版社および新聞社6社の協賛による開催とし、協賛企業による特別賞も設けました。10年を振り返って審査委員長宇於﨑勝也2009(平成21)年に開始された「建コンフォト大賞」も第1 0回を迎えました。1 0年前、建設コンサルタンツ協会(以下、建コン協)の広報委員会は新たな広報方法を模索し、「一般の方が積極的に参加でき、かつ普及しているデジタルカメラ等を媒体とした写真による『フォトコンテスト』が考えられる」として、開始された企画でした。審査委員は建コン協に業務等で関わっていた者が推薦され、決定されましたが、最初の募集要領の作成には、審査委員も知恵を出し合うといった状況から始まりました。初代の審査委員長は東京学芸大学名誉教授の伊藤清忠先生で、先生は既に世界中の世界遺産、土木施設、建築物を撮影に行かれており、応募作品の被写体である土木施設を熟知されていました。審査委員の日本大学工学部の知野泰明先生、日本写真作家協会員の初芝成應さんと私の3名は第1回からのメンバーです。ここに建コン協の広報戦略委員長が加わって毎回の審査が行われてきました。知野先生は土木史や土木施設の仕組みや役割に詳しく、初芝さんはプロカメラマンの眼で、応募作品が撮影時にどのような苦労があったのかを推測され解説してくださいます。私は専門が都市計画なのでひとり専門外のような気もしますが、応募作品に込められた想いなどを想像しながら審査をしています。第9回からは伊藤先生が退かれ、千葉工業大学の八馬智先生に加わっていただき、あわせて私が2代目の審査委員長に指名されました。八馬先生は建設コンサルタント会社に勤務されたこともあり、フォト大賞の意義をすぐに理解してくださいました。第6回からは応募作品数が300点を超え、受賞作品を選ぶにも大変な労力を要する状況になりましたが、今回の第1 0回を迎えるまでに、順調に応募作品数を増やし、かつ、単なる土木施設の写真ではなく、作品内に動きやストーリーを感じさせる、味わい深く、感動をもたらす場面を切り取った応募作品が増えてきたように思います。また第3回目以降は様々な場所で展示会も開催されるなど活動も拡大されてきました。これからの10年も建コンフォト大賞がさらに順調に発展し、その後も長く継続することを祈念します。審査方法ご応募いただいた作品は、審査委員(5名)および協賛企業審査員(6名)による審査会にて審査しました。審査結果最優秀賞1点、優秀賞2点、特別賞10点および協賛企業特別賞6点を決定しました。入賞作品と講評は次ページ以降に掲載するとおりです。審査委員協賛企業審査委員長宇於﨑勝也(日本大学教授)・日経BP社日経コンストラクション知野泰明(日本大学准教授)・日刊建設工業新聞社・日刊建設産業新聞社八馬智(千葉工業大学教授)・日刊建設通信新聞社初芝成應(日本写真作家協会員)・建通新聞社野崎秀則(建設コンサルタンツ協会広報戦略委員長)・日本工業経済新聞社060Civil Engineering Consultant VOL.283 April 2019