ブックタイトルConsultant286

ページ
43/60

このページは Consultant286 の電子ブックに掲載されている43ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

Consultant286

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

Consultant286

Civil Engineering Consultant VOL.286 January 2020 041価点が3点以上で良好な結果となりました。第1リフトで、若干の不具合がありましたが、次リフトでは表面気泡、打ち重ね線、すなすじなどの不具合を改善することができ、さらなる品質向上につながりました(図7)。表面透気試験は優から一般の判定となり、透気係数が1を超える劣の判定箇所はなく、良好な結果となりました(図8)。表面吸水試験についても良好から標準の結果となり、不良個所はなかったため、緻密性に優れることが確認できました(図9)。養生方法は、品質向上に対して、有効という結果になりました。■ 次工事以降の対策工以上のことから、先行工事の結果を受けて以下の対策方針としました(図10)。柱の第1リフトは、温度応力解析結果により、抑制鉄筋D22@150かつ膨張材添加としました。また、パイプクーリングは実施しないこととしました(各工事のコンクリート打設時期を考慮)。柱の第2~6リフトは、柱の第4リフトにおいて、抑制鉄筋D22@300かつ膨張材無しでひび割れ発生が確認できなかったため、この対策を採用しました。■ おわりに現在、コンクリート上部工(RC床版含む)及び橋梁付属物についての高耐久化を実施しているところです。設計・施工両面より高耐久化に向けての取り組みが出来たことが貴重な経験でした。<資料提供>国土交通省 福島河川国道事務所図7 表面目視評価(打設:1リフト目/2リフト目)図8 P10 橋脚 表面透気試験の結果図9 P10 橋脚 表面吸水試験の結果図10 下部工対策方針図