森林
-人間と生物を支える多彩な機能と価値-
日本の国土の67%を占める森林。
おじいさんが柴刈りに入った山、子どもたちが遊んだ鎮守の森。
森は水をつくり、水は米をつくり、米は人を育てます。
私たちの暮らしは森とともにありました。
森という字は木を三つ重ねますが、森を木の集まりとみると、生産効率を上げるために針葉樹の単層林にされ、外材におされる林業の苦境が浮かび上がります。
森を森としてみること。
生命を支える清い水と酸素の源であり、木洩れ日の下の安らかな空間。
人類の想像力を湧きたたせる森林の多彩な機能と価値を、もう一度考えてみる必要があります。
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