函館
-市民の活力に支えられたまちづくり-

かつて国内外の北の玄関口として栄え、北海道近代史の原点として独特の文化を築き上げて来た“函館”そこには、幾度となくまちを襲った苦難を乗り越えてきた市民たちによって受け継がれてきたまちへの想いがあった。
そして、その高い意識は、昨今の低迷する経済情勢の中で、官民一体となった独自のまちづくり活動に姿を変えた。
特有の歴史と文化に甘んずることなく見つめ直し、更に磨き上げ活用することで、現代の苦難から抜け出すための努力が進められている地方都市“函館”に、その原動力とまちづくりの秘訣を探りたい。