土木遺産 世紀を越えて生きる英知の結晶
日本の土木遺産と世界の土木遺産
人間は、より良い生活を営むために、古代からたくさんの土木施設を造ってきました。そこには、常にその時代の叡智が注がれてきました。もちろん永い年月の中ですでに壊れてしまった施設、時代の変化の中で不要になった施設など「遺跡」と呼ぶべきものが大半です。しかし、なかには世紀を超えて、今も人々の生活を支え続ける現役の施設も少なくありません。私たちはそれを「土木遺産」と名付けました。そこには残されるべき。使われ続ける理由があるはずです。そこには、建設に携わった先人の智恵とともに、その施設を守る管理者の心意気がありました。その遺産を誇りとして大切に思う市民の姿がありました。優れた公共施設は、決して作り手だけでは生まれないことを改めて知りました。ぜひ一度「土木遺産」に触れてみてください。そこには、何か感ずるものがきっとあるはずです。

 

建設コンサルタンツ協会
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