ブックタイトルConsultant_263

ページ
40/88

このページは Consultant_263 の電子ブックに掲載されている40ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

Consultant_263

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

Consultant_263

図3防災緑地イメージパース津波シミュレーション結果海岸堤防のみ津波シミュレーション結果海岸堤防+防災緑地図4防災緑地の検討(津波シミュレーションによる浸水深の分布図)画を行っている。海岸堤防の高さは、一定の頻度(数十年から百数十年に一度程度)で到達すると想定されるいわゆるレベル1津波と、高潮による打上高によって決まる高さのうち、高い方が採用されている。一方、防災緑地の地盤高は、植栽による漂流物の捕捉効果が期待できる浸水深2m程度は許容するものとし、隣接する海岸堤防、道路、橋梁等の高さを踏まえ、最大クラスの津波に対しても避難が可能となるような高さが計画されている。津波シミュレーションでは、現況の地形と防災緑地のある将来の地形で比較し、浸水範囲や浸水深の減少を効果として評価し、計画・設計に役立てることになる。図4は、津波シミュレーションによる最大浸浸水深が大きく減少していることが水図を示したものであり、海岸堤防分かる。のみと比較して、防災緑地を反映させた予測結果からは、浸水範囲と写真1津波の河川遡上による被害の状況038Civil Engineering Consultant VOL.263 April 2014