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B待機所(2階建)NO.2NO.1NO.16NO.7NO.8N O. 12NO.13NO.9NO .1 1Project 3 briefプロジェクト紹介成田国際空港の大型航空機誘導路橋の開発友田富雄TOMODA Tomoo日本工営株式会社コンサルタント国内事業本部交通運輸事業部/道路橋梁部部長■はじめに成田国際空港はオープンスカイ(航空自由化)と呼ばれる航空市場の流れを踏まえて、より安全で効率的に運営できる空港整備(図1)を目指している。2002年の日韓共催のサッカーワールドカップに合わせて供用を開始した成田空港B滑走路は、年間発着能力が6.5万回だった。しかし2009年には滑走路が2,500mに延長され、その後の誘導路の一部改築や航空機の管制技術の改善で、A・B滑走路2本を合わせた空港全体の年間発着能力は、2011年に25万回まで増えている。空港を運営する成田国際空港株式会社(NAA)は、大型旅客機が走行する誘導路橋を含めた西側誘導路の新設と駐機場増設の設備整備により、2014年にはA・B滑走路を合わせた発着能力を、年間30万回まで拡大する空港拡張事業を進めている。当社は将来の空港整備事業に対応するため、数年前から九州大学の建設設計工学研究室と共同で、次世代航空機(LA-0)を想定した複合構造の研究を行っており、2007年には羽田空港の誘導路に単純合成床版橋を設計している。今回、成田空港拡張事業の着手を機に、NAAを含めた3者は九州大学での床版県道小見川鹿島線■成田国際空港の主要施設主要施設全体計画B滑走路2500m空港敷地面積滑走路1,145haA滑走路4000m×60mB滑走路2500m×60m誘導路延長約38.7km幅30m16L16L34R34R21エプロン面積約273ha西側誘導路の新設第2旅客ターミナルビル大型航空機誘導路橋■設計条件橋長48.0m支間長23.0m+ 23.0m幅員60.0m貨物取扱施設区域第1旅客ターミナルビル航空機整備施設区域上部工形式鋼2径間連続合成床版橋下部工形式橋台逆T式橋台橋脚壁式橋脚16R0334L基礎工形式SC杭φ1000A滑走路4000m図1成田国際空港拡張プロジェクト(提供:成田国際空港株式会社)040Civil Engineering Consultant VOL.263 April 2014