ブックタイトルConsultant_263

ページ
55/88

このページは Consultant_263 の電子ブックに掲載されている55ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

Consultant_263

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

Consultant_263

主な土地区画整理事業施工地区世増ダム湖展望テラス(南郷村)八戸港沼館1号護岸の決壊状況と打ち上げられた台船(被災当時)する規程を設け、社員がそれに挑戦しやすい環境を整えております。その結果、規定に則り技術士やRCCM、補償業務管理士等の資格を取得した社員が数多くおります。品質と環境への取組み私たちは来るべき時代を見つめて、青森県内では業界の先頭をきってISO規格の認証取得に取組んで参りました。平成10年に品質マネジメントシステムISO9001を、平成13年に環境マネジメントシステムISO14001をそれぞれ認証登録し、品質方針に「起業者に対する最高のサービス」を定め、より良い成果を安く、早くを目標に、更に環境方針に「環境法規に従い汚染予防に努める」を定め、その運用を効果的に継続的に実行しております。土地区画整理社長が市役所勤務時代に都市計画、土地区画整理関係を担当していたことから、創業時代からこの分野の業務が多く、八戸市内をはじめ青森、岩手両県の各地でこれを手がけて参りました。時代の流れと共に、その業務量は減少しましたが、当社の得意分野として、現在も津波被災地の復興事業に携わっております。東日本大震災の大津波平成23年3月東北地方を襲った大津波は、岩手、宮城、福島の沿岸部に甚大な被害をもたらしました。これら3県の被害があまりに甚大であり、我が八戸市の被害状況は多く報道されませんでしたが、被災調査を委託され沿岸部を廻ったところ、港湾施設の被害がものすごく、津波の破壊力に唖然とするばかりでした。離岸堤防の姿がない、岸壁が無くなっている、石油基地が泥だらけ、大型漁船が岸壁の上にドーンと居座っている。三陸の被災地のようなガレキは少ないものの、目に見えない海中での被害は計り知れないものがあると実感しました。被災地復興事業はこの2年余り、その鈍化が指摘されておりますが、我々建設コンサルタントの立場として、直接被災された方々にお会いしてお見舞いは申せないものの、間接的にお役にたっているものと自負し、今後も被災地復興のため努力していかなければと思っております。(文:総括部長佐藤健)Civil Engineering Consultant VOL.263 April 2014053