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優秀賞[撮影者のコメント]「生月大橋」神奈川県森義晴(撮影地:長崎県生月島)瓦屋根、曇り空、その空をうけた海水などの地味な色の中に、生月大橋がくっきり写りました。講評明るい青緑の「生月大橋」、ややくすんだ青の海水、明るくすんだ青の曇り空、黄色がかった護岸、灰色を基調として手前に広く展開する瓦屋根。濃い青緑の山をバックに、青緑の「生月大橋」が、鮮明に浮かび上がり主役になっています。(伊藤審査委員長)長崎県の辰の瀬戸を跨ぐ近代的な橋の全体をとらえるとともに、手前の黒瓦の家並みが伝統的な住まい方を想像させ、その対比が面白いです。港内の風景が少し寂しい気もするが、画面全体としてはバランスもよく、重厚さを感じさせます。(宇於﨑審査委員)日本の伝統的な瓦の風景。そのリズム感と新しい橋の構造が一体となり、新旧の色彩とテクスチャーの対比が織り成す風景となりました。時代の引継ぎのワンシーンなのかも知れません。(知野審査委員)概して屋外はベストな状況下で撮影しますが、この作品はあえてアンダーに挑み、色鮮やかな現代色カラー塗装の大橋と郷愁を感じさせる海辺に迫る密集した、民家の黒く古い瓦屋根が対照的で面白い作品です。(初芝審査委員)雄大な空と山の自然を背景に日夜、社会の動きを支えている橋梁は、その存在感を示しているにも関わらず、手前に密集する古びた民家の雨露を防ぐ瓦屋根の下にある生活を威圧せず調和しているコントラストが感じられる作品です。(長谷川審査委員)060Civil Engineering Consultant VOL.263 April 2014