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優秀賞[撮影者のコメント]「富士山に向かって」埼玉県中根英治(撮影地:東京都渋谷区幡ヶ谷)この場所からは富士山の方向にまっすぐ向かって行く線路が見られます。天気のいい日の夕方には、夕日に照らされた線路が、夕日のシルエットとなった富士山に向かって行く、きれいな情景を見ることができます。講評富士山・雲・山などの自然物の有彩色と、建造物・建築・線路などの人工物の黒(無彩色)の対比、特に自然の絶妙な色、富士山の若紫・空のくちなし色・雲と山の天壇青が秀逸であり、富士山や雲の輪郭の猩紅は効果的です。自然物の形・材質と人工物の形・材質の対比も良いです。(伊藤審査委員長)沈む夕日を浴びて富士山の稜線のシルエットが美しく、京王線笹塚駅に向かう光り輝く線路はまさに富士山に向かって敷かれているかのよう。雄大な自然と日常的に利用する交通施設がみごとに組み合わされた意外性の高い作品です。(宇於﨑審査委員)富士山の神々しい姿の影から、金色となって流れ落ちる雨だれのように鉄路が長く光ります。東京に出現した不思議な風景の一瞬が留められました。(知野審査委員)線路と遠くの富士を捉えたアングルの面白さが表現されています。手前の線路周辺は暗く、その先の富士山は明るい夕日が影絵のように映っています。(初芝審査委員)富士山をバックにオレンジ色の夕焼けが鮮やかな面的世界と、そこに向かっていくかのように伸びる線路も落ちる夕日を受けて輝いている線的な世界、動じない大自然と現在社会の接点を光が取り持っている作品です。富士山の不思議な色合いも良いです。(長谷川審査委員)Civil Engineering Consultant VOL.263 April 2014061