ブックタイトルConsultant_264

ページ
14/66

このページは Consultant_264 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

Consultant_264

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

Consultant_264

に第1号の丘を整備していますが、平成25年度からは国の復興交付金の採択を受け、都市公園事業として6基の丘と4kmの緑の堤防整備を進めています。千年希望の丘は「みんなでつくる」ものです。今後、さらに多くの方々の支援と協力により、希望のある未来への復興のシンボルとして整備を進めていきたいと考えています。リーディングプロジェクト千年希望の丘は本市の復興計画グランドデザインとマスタープランに位置付けられた、復興事業のリーディングプロジェクトです。この構想を復興交付金に頼るだけでなく、独自の取組として、千年希望の丘構想への寄付呼びかけや植樹支援及び、被災し復旧を行う岩沼海浜緑地内の2基の丘活用により整備を進めています。千年希望の丘は、東日本大震災復興交付金の第5回申請において平成25~27年度までの3カ年事業として、相野釜、二野倉、長谷釜の3地区の6基の丘と約4kmの園路を含む約43haの防災(避難地等の機能を有する)公園として、被災地で初めて採択を受けています。その事業費の算定においては、都市公園事業の採択基準に基づき防災集団移転促進事業で買取った移転促進区域内の土地を主に活用し、用地買収については、必要最小限の面積とするとともに、震災廃棄物の活用を積極的に図る等、可能な限りのコストの縮減を行っています。丘の整備計画については、逃げ遅れた人の徒歩による一次避難地として、避難可能な最長距離500m(直線表1千年希望の丘整備の経緯期日項目H23. 8. 7千年希望の丘構想を復興計画グランドデザインに位置付けH23. 9.27千年希望の丘構想を復興計画マスタープランのリーディングプロジェクトに位置付けH24. 5.26空港南公園の中に高さ約5mの実証実験丘を造り、震災廃棄物の活用や植樹について試験的な取り組みH25. 1. 9防災集団移転促進事業による移転促進区域の土地買取り開始(※千年希望の丘用地)H25. 3. 8復興交付金による都市公園事業として丘6基等の採択H25. 6. 9寄付金を活用し相野釜地区に1号丘の整備を行うとともに約3万本の苗木支援と約4,500人のボランティアによる植樹H25.10.22相野釜地区(2号及び3号丘)と二野倉地区(4号及び5号丘)の丘4基の都市計画決定(緑地)H25.11.12相野釜及び二野倉地区の丘4基の事業認可H26. 5.10相野釜地区(2号丘)に設置した慰霊碑の除幕式H26. 5.31相野釜地区(2号及び3号丘)の丘及び園路に約7万本の苗木支援と約7,000人のボランティアによる植樹距離333m)を目安に配置するとともに、避難可能収容人数を50人(面積100m 2)と想定し、避難者の生命維持に必要な機能(防災四阿やソーラー照明等)を付加しています。また、園路の整備計画については、避難丘に導く誘導路として、さらに、津波水位低下後に避難路に導く誘導路(二次避難)として計画しています。構造及び植樹丘及び園路の盛土材については、その約8割で震災廃棄物を活用する計画とし、本市で発生した約62万t図3丘の標準断面図図4園路の標準断面図図5保安林腹付け部園路標準断面図012Civil Engineering Consultant VOL.264 July 2014