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Project 3 briefプロジェクト紹介岡山県津山市小田中浄水場更新事業に係る事業者選定支援業務横山徳孝YOKOYAMA Noritaka株式会社東京設計事務所水道事業部西部水道グループれるに伴い、本浄水場の改築を行っ■はじめに送り届けるとともに、給水区域の拡036Civil Engineering Consultant VOL.264 July 2014岡山県津山市の小田中浄水場は、昭和6年7月の上水道事業の創設認可を得て、昭和9年12月に供用開始した施設である。以来、本浄水場は市民に良質な水を安定的に張、使用水量の増加に伴い、施設の拡充及び改良を行ってきた。そして、平成3年度には、当該浄水場と隣接して岡山県広域水道企業団(以下、企業団)の津山第1浄水場が新設さて一部を共同化した(平成6年度完了)。現在、供用開始後50年以上経過した本浄水場では、一部施設の老朽化が顕著となり、原水水質においてはかび臭対策が必要な状況となって、施設の更新と合わせて浄水処理の高度化の必要性が高まっていた。このような中、津山市水道局では、小田中浄水場を更新・高度化するにあたり、設計・施工一括発注方式、いわゆるデザイン・ビルド方式(以下、DB方式)で実施することとした。本稿では、そのうちの事業者選定の支援業務について報告する。■施設の現状小田中浄水場(計画浄水量26,600m 3 /日)の浄水処理フローを図2に示す。既存浄水施設のうち、第1水源、着水井、塩素混和池、送水ポンプ施設は企業団との共同利用施設である。本浄水場においては、昭和40~50年代に築造した施設の老朽化が顕著となっている。また水源である吉井川の上流域に、平成17年3月にとまた完成した苫田ダムの影響により、近年、原水のかび臭物質の濃度が高図1津山市の給水区域い値となることがあり、対策が必要