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デジタルとコミュニティー設計昔は回覧板が月に一回は少なくとも回って来た。ゴミの日、共同募金など様々な情報が紙ベースで届いた。今でもまだこの手法は採られているが、近い将来にはそれがデジタル化される事は容易に想像がつく。アプリを入れているだけで、プッシュ式に情報が届き、またウェブサイト上で議論や様々な情報が閲覧できる様になるはずだ。現に離島などではデジタル上で簡単に診察が受けられる様なサービスも導入され始めている。これらのテクノロジーの使い方は、新しいコミュニティー形成にとって非常に有益なインフラになると考えている。都市はパズルだと思う。人はある物を欲し、人はある物を廃棄する。人は事を忘れ、人は新しい事も学ぶ。今から10年以上前、まだ個人情報保護法が制定される前には、デパートの一階には「売ります・買います・あげます・もらいます」といった掲示板が有った。そこにはモノの詳細と氏名、電話番号や住所が普通に書いてあった。少数かもしれないが確実に“いらないもの”を“いるもの”に変えていた。しかし様々な社会問題から個人情報は隠され、個人が守られるようになったがために、コミュニティー形成に必要な情報までも隠してしまったかもしれない。デジタルにはそれを復活させ、更に効率よく、広域にコミュニティー形成が出来るだけの力が有る。「デジタル」という言葉だけでまだ敬遠してしまう人写真2 Solaris Protocol脳波を取得し、脳波を直訳しカタチを作り出す実験プロジェクト012Civil Engineering Consultant VOL.265 October 2014