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図6 ?未来の車(http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20078203,00.htm)ゆりかごから墓場まで電動や自動の未来。甘い未来。便利になればなるほど堕落する人間。運転手はカーナビ頼りになり、ドアの開け閉めという概念の無い子供達を送り出してしまう。人には便利さだけでなく、不便利さも提供しなければならない。電動車椅子は、それも提供できる。椅子に座ったままのフィットネスを手伝い、運動後のマッサージも可能である。もちろん、時には椅子から追い出して自分の足で歩かせたり、スポーツをさせたりすることも簡単である。人の一生を伴走する椅子は親であり、教師であり、友達であり、医者であり、看護師であり、ケアスタッフである。最後は引導を渡してくれる和尚様かもしれない。主人を亡くした椅子には主人の一生が刻まれている。残された遺族が座れば故人が蘇る。好きだった音楽、好きだった映像、好きだった匂い。そして、好きだった場所にも連れていてくれる。もちろん、交流のあった人々の所へも。図7 ?車に乗る車<参考文献>1)?新誠一:21世紀産業の展望と技術、「巻頭特集」電子計測器&システムガイドブック2001(日本電子機械工業会編)、電波新聞社、pp.29-60(2000)2)?新、図解カーエレクトロニクス最前線、工業調査会、(2006)3)?http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/3274916Civil Engineering Consultant VOL.265 October 2014027