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写真2ペデストリアンデッキ側からの全景クルステーションとりで」の名称は市民公募により決定した。(図2~4)■需要予測と駐輪場形式の選定設計に先立ち、取手駅周辺の現況の自転車駐車場の利用実態や違法駐輪の実態を調査した。調査結果を基に将来需要予測を行い、少子化の影響等による将来需要変化を把握した上で、収容台数に柔軟性を持たせる施設計画とした。次に駐輪場の形式選定を行った。当初は事業費の観点から自走式を想定していたが、敷地の一部上空をペデストリアンデッキが通過する中で消防用活動空地を確保する必要があり、900m 2の敷地の中で建築面積を300m 2程度しか確保することができないことが分かった。このため、全てを自走式とした場合、所定の収容台数を確保するためには4層の施設を計画する必要があり、利用者の利便性等に問題が残ることとなった。対抗案である機械式は、省スペースで多くの台数を収容できることと、入出庫の利便性が高く盗難等の心配のないこと等から近年注目される方式であるが、事業費や維持管理費、停電時の入出庫、入庫可能車種の制限等の問題を有している。そこで発案したのが、今回採用した複合式である。機械式を含むため、事業費が割高となるデメリットはあるが、自走式・機械式それぞれの図2構成概要図3平面図(3F;ペデストリアンデッキレベル)Civil Engineering Consultant VOL.265 October 2014035