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写真1ブトゥアン空港ていた歴史があるため、ほとんどの方が英語を話すことができる。しかし、教育を受ける環境に違いがあるようで、英語のレベルにはかなり個人差がある。「MマaayongアヨンBブuntag」とンタグはビサヤ語で「おはよう」を意味する。コミュニケーションの一環としてこの言葉を覚え、彼らと打ち解けるための糸口とした。民族性フィリピン人は陽気でおしゃべり好きが多く、勤務時間中も会話が絶えない。また、これは東南アジアのどこの国に行っても同じことだと思うが、時間にルーズである。仕事を頼んでもなかなか上がってこないことが多い。一方、朝は早く5時にもなれば車の行き交いが激しくなり、6時には人の往来も増える。小学校の始業も早く、7時には子供たちの登校が始まり8時には授業が始まるようだ。この地での生活は私に向いていると思ったが、この時間の流れに慣れてしまったら、日本に戻れなくなるのではないかと怖くなった。移動手段ブトゥアンには鉄道がなく、タクシーも走っていない。移動は公共の乗り物として、長距離バスかトライシクル、それとジープニーに限られる。トライシクルはタクシーの代わりといったもので、道で拾って目的地まで8ペソ(約20円)で行くことができる。相乗りが基本のようだが、行き先が違ったりすると乗せてくれない。ひどい時はお客さんが乗っていないにも関わらず、目的地を告げるとそのまま走り出してしまう。運転手の気分次第?で乗せてくれないこともあった。また、一定の金額を払えば貸し切ることが可能で、ビーチまで行ったこともあった。ジープニーはタクシーと路線バスが合わさったような乗り物で、ジープニーの側面に書かれた通りだけ走るというシステムである。乗るときはタクシーのように手を上げて拾い、運転手に「ここで降ろして」と言えば、降ろしてくれる。天井が低く、車内を中腰で移動しなくてはならないのがしんどい。後方に座った際の支払いは、前の人に運賃を渡すと、リレー方式によって運転席まで届けられる。お釣りがある場合は、運転手からリレーがスタートして手元に届く。食べ物ミンダナオ島は海に囲まれているだけあって海鮮料理がおいしい。中でもミンダナオの伝統料理である「キニラウ」は生マグロのぶつ切りと玉ネギ、きゅうり、生姜を酢と調味料で和えた料理で、お酒に合うので好んで食べた。それにマグロの刺身も楽しむことができる。写真2トライシクル写真3ジープニー写真4キニラウCivil Engineering Consultant VOL.265 October 2014047