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写真5夕焼けとMt. Hilong-hilong写真6マサオビーチにあるマゼランの銅像写真7ショッピングモール果物はマンゴーやパイナップル、もちろんバナナもおいしい。バナナは日本で食べるものより少し青臭さがあるものの味は非常に濃厚で、これが本来のバナナの味なのだと感じた。研修で現場にいる時は、現地人がひょいひょいとヤシの木に登り、ココナッツを取ってきて、ココナッツジュースを振舞ってくれた。また、調理用のバナナ(青色)を蒸したものや自生する芋を甘く煮たものなども作ってくれた。これらはシンプルだが非常においしかった。山と海ブトゥアンの東方向には標高1,000m超の南北に連なる山脈が見える。面白いのはその最高点となる山の名前で「Hヒilong-hロンヒilong」とロン呼ばれており、「ilong」は鼻を意味し、その通り鼻が二つ並んだような山容をしている。ブトゥアンは海岸にも面しており、市街からトライシクルで30分ほど行ったところにマサオと呼ばれるビーチがある。ビーチには大航海時代のポルトガルの航海者・探検家であるフェルディナンド・マゼランの石像があった。諸説あるようだが、ブトゥアンはマゼランが初めてフィリピンに上陸して、ミサを開いた地とされている。開発が進むブトゥアン研修前の短期出張で訪れたころと比べ、日本の自動車メーカーの大きな代理店ができたり、大規模なショッピングモールができたり、集合住宅を造成していたりと開発が進んでいる。面白いのは、ショッピングモールの開店のタイミングだ。日本では通常すべての店舗が入って完成を待ってから開店するが、こちらではすべての店舗が入っていなくても、ある程度の店舗ができた時点で開店するという日本では考えられないやり方をとっている。これは、早く開店して少しでも償却期間を短くして、収益をプラスにしようという考えがあるようで、効率的だと感じた。散髪驚いたことに日本では4,000~6,000円のところが、こちらではたったの500円足らずで散髪してくれる。中に入るとスタイリストから雑誌を見せられて、フィリピンのセレブっぽい髪型を勧めて来たのでそれを選んだ。するといきなりバリカンで一気に刈り始めた。「おいおいマジかよ」と思ったが、ガンガン刈られていくのを見て観念するしかなかった。短くなった後でようやくハサミが登場したが、ほとんど微調整に使っただけだった。カット後に洗髪して、ヘアスタイルをセットしてもらった。担当のスタイリストはいわゆる性同一性障害を抱えた方であり、非常にユニークな方だった。フィリピンではこのような方はコミュニケーション能力が高いことから、サービス業に就くことが多いようだ。少し気に入られた感はあったが、何事もなく店を出た。休日の過ごし方休日は、ショッピングモールに行ったり映画を観たり、カラオケやバーなどに行って楽しんだ。ショッピングモールに入るとここがブトゥアンだと忘れてしまうほど立派で、大型スーパー、レストラン、ファッションブランド、電気店、映画館、さらにはホテルが入っている。スーパーは日本と変わらないほど品物が多く、欲しい物が比較的簡単に手に入った。映画は英語かタガログ語しかなく字幕も付かないので、正直なところ映像からストーリーを読み解くしかなかった。それでも、日本よりも早く海外の映画を300円ほどで観ることができるので非常にお得である。市内には3つのカラオケ店があり、選べる曲は大半が洋楽である。日本の曲も入っている店舗もあるが、機種が韓国あるいは中国製のためか韓国語と中国語の曲のほうが多かった。曲のテンポとテロップのテンポが合わない曲が多く、歌うのに苦労する。同じ事務所で働く現地人に誘048Civil Engineering Consultant VOL.265 October 2014