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写真4サンフランシスコ空港の滑走路写真5サンフランシスコ空港のエントランス写真6ケーブルカーも通るパウエルストリートランシスコ。ゴールドラッシュで栄えたが、1906年4月18日にサンフランシスコ大地震に襲われ、その火災で街の3/4以上が灰燼に帰したが、急ピッチで復興した。現在はゴールデンゲートブリッジ(1937年完成)、ケーブルカー(1873年完成)、そして坂道で有名な街となっている。そこが映画の舞台である。映画にゴールデンゲートブリッジは登場しないが、オークランド市に繋がる1936年完成の全長7kmのベイブリッジが背景となるシーンがある。1927年開港という歴史の古いサンフランシスコ国際空港の滑走路とエントランスでの追跡シーンがラスト。途中で登場するケーブルカーの一つはホテルが連なるパウエルストリート。急坂はカーチェイスのシーンで効果的に使われ、あまりにも急なことから車を横向きに駐車する坂や、両側歩道が階段になっている坂もある。また、映画には出て来ないが「世界一曲がりくねった道」と呼ばれるロンバートカーブは、1922年まで27%勾配の250m区間に、登りやすくするために8つのカーブと、空いたスペースに花を植えて改良された。現在、車は下り一方通行。サンフランシスコは幅広の急坂がある街との印象が強い。なお、一介の刑事でありながらブリットのアパートは高級住宅街のノブヒルにあることになっている。ここにはゴールデンゲートブリッジ建設のチーフエンジニア、ジョセフ・シュトラウスも橋が一望できるとして住んでいた。(文塚本敏行)写真7乗り降りしづらい横向き駐車の急坂写真8両側の歩道が階段の急坂<参考資料>1)『ブリッド』DVD 1998年ワーナー・ホーム・ビデオ2)『地球の歩き方アメリカ’13?’14』地球の歩き方編集室2013年ダイヤモンド社3)『るるぶ情報版サンフランシスコ』2012年7月JTBパブリッシング4)「エイビーロード」(http://www.ab-road.net/north_america/usa/san_francisco/guide/03958.html)5)「フォートラベル」(http://4travel.jp/travelogue/10378705)<写真提供>写真1塚本敏行写真2初芝成應写真3、7、10近藤安統写真4、5、9川崎謙次写真6茂木道夫写真8佐々木勝写真9ロンバートカーブを下る車写真10 坂を登り切った左手辺りがノブヒルCivil Engineering Consultant VOL.266 January 2015037