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????????し、耐震化されていないときは貯留??????????????????型とする。水道水は災害時に使用????????040Civil Engineering Consultant VOL.266 January 2015???????できる状況であっても、飲料用に優先され、災害発生直後からトイレ用????????水として使用できるとは限らないた?????????????め、水道水以外の水源を確保することが望ましい。????????????????????????■設置位置の決定方法マンホールトイレの設置位置の検図1排水構造の種類討手順は、図3に示す3段階の手順で行った。最初に、学校施設の図面のことから、「下水道本管が設置予定施設の敷地内を占有している」の条件により、本管直結型とそれ以外の排水構造に選別する。ただし、常時の流量が少ない管路では、汚物の堆積による詰まりが発生する可能性が高いため、「上流側の下水道本管が中大口径」を条件とする。流下型と貯留型は、汚物を排水するために水源が必要であるため、水源確保の観点から排水構造の選別を行う。本管直結型は、汚水が水源となるが、それ以外の場合には、トイレ用水の確保が必須となる。このため、「トイレ用水の水源が確保できる」ことを条件とし、確保できる場合は流下型または貯留型とし、確保できない場合はマンホールトイレ設置不可とする。また「複数水源の確保」の可否条件より、「一定の水量(河川等)が確保できる」ときは流下型を選定する。ただし、下流の下水道管が耐震化されていなければ貯留型を選定する。一定の水量を確保できないが「限定的な水量(プール水等)が確保できる、または複数水源が確保できない」ときは貯留型を選定する。水源が水道水の場合「設置予定施設までの水道管及び水道施設が耐震化されている」ときは流下型と収集、現場踏査、学校へのヒアリングを行い、設置位置の候補を複数抽出する。次に、それらの場所でマンホールトイレが整備できるか評価し、設置が可能な場所を選定する。最後に、その場所の中から、学校や自治体のマンホールトイレ関連部署等と調整し、設置位置を最終決定する。ここでは、手順の2番目の設置位置の評価方法について説明する。手順の1番目で複数抽出した設置候補地の中から「絶対的条件」と「相対的条件」を設定した。絶対的条件は、マンホールトイレを整備するために必ず必要な条件マンホールトイレ排水構造の選定下水道本管がNO設置予定施設の敷地内を占有Step1設置位置の選定図面収集・現場踏査・学校へのヒアリングYES上流側の下水道NONO水源の確保本管が中大口径設置位置の候補の抽出YESYES水量の限定的な水源確保、Step2施設管理者のまたは水源は確保できない水道施設が未耐震(水道水の場合)設置位置の評価設置位置判定項目NO承諾を得ている複数水源の確保YES一定の水量の水源確保、設置位置の一次選定水道施設の耐震化済み(水道水の場合)Step3NO学校・関係部署で下水道管、下水道施設が調整耐震化済みYES設置位置の最終選定図2排水構造の選定フロー図3設置位置の選定フロー