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Consultant266号

大型点検車による橋梁点検ポールカメラによる橋梁点検橋梁の振動計測ローリングタワーによる橋梁点検技術部会発表会そうした信頼を未来にも繋げていくために、四つの研究部会(既設橋振動計測システム構築部会、IT部会、3次元FEM部会、振動解析部会)を設けています。活動例として、既設橋振動計測システム構築部会では、20年後には国内橋梁の約半数が築50年を超える「橋梁の高齢化問題」に対し、古い橋梁の健全性を計測するシステムの開発に着手しており、「作る技術」だけでなく、「守る技術」の研鑽にも努めています。研究部会は通常業務以外の時間で行われているため技術者は繁忙を極めますが、信頼される技術者集団を目指し日々の努力を惜しまず、社会環境に適した技術力を追求し続けています。また、現地調査等においては、技術者だけでなく事務系の営業部員も積極的に現場に出向いて作業を行っています。現場で学ぶ技術は営業部員がお客様と会話する際に生かされ、お客様が満足する設計成果を技術と営業が一体となって作り上げており、「戮力協心」をまさに実践しています。近年の実績近年設計した代表的な橋梁のひとつに「広島空港大橋(広島スカイアーチ)」が挙げられます。鋼アーチ橋では国内最長(アーチ支間380m)、世界でもトップクラスの規模を有する橋梁であり、設計に高度な技術力を必要とすることは、本橋が平成23年度土木学会田中賞を受賞したことでも証明されています。会社の将来ビジョン創立から52年間、常に専門の技術者集団として生きてきた当社ですが、これからも「橋梁の事ならば日本構造橋梁研究所」と言われる存在であるために、時代に呼応した技術の開発・向上を推進していきたいと考えています。(文:営業部次長伊藤賢司)Civil Engineering Consultant VOL.266 January 2015059