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国際委員会だより【第19回】Message from International committee実践的海外プロジェクト6?現地の人との関係づくり?国際委員会矢部義夫│YABE Yoshio建設コンサルタンツ協会の「海外市場対応能力の支援」の一環として、国際委員会から海外業務を紹介する記事を継続して掲載しています。当初4回シリーズの予定でしたが、テーマや地域を変えて延伸することになり、第6回目をお届けいたします。?インタビュー対象者プロフィール対象者:森友愛(Yume MORI)(31歳)所属:八千代エンジニヤリング株式会社国際事業本部都市環境部専門分野:廃棄物計画経験年数:海外3年海外業務実施国:マレーシア(協力隊)インドネシア、ベトナム?インタビュー内容Q1.森さんの職歴などをお話し下さい。A1.私は高専専攻科(高専の5年間の学科卒業後の2年制の専攻課程)を卒業後、JICAの青年海外協力隊の環境教育隊員として、マレーシアに派遣され、現地の廃棄物減量化のための3R(Reduce、Reuse、Recycle)推進、リサイクル活動のモニタリングに携わってきました。その後3年間JICA中国所属の国際協力推進員を務め、2013年4月より建設コンサルタントに就職し、海外業務専門の部署で主に廃棄物管理案件の調査業務等に携わっています。Q2.海外コンサルタント業務をやりたいと思ったきっかけは何でしたか?A2.小学生の頃から環境分野の国際協力を将来の仕事として希望しており、そのために協力隊へも関心を持ちました。一方で学生時代に自分が実際にどの立場から関わりたいのかが見えず、それを見極めるために卒業直後に協力隊へ参加しました。派遣先のマレーシアでJICA、現地コンサルタント、他ドナー、省庁関係者、NGO等様々な立場の方に関わる中で日本の技術と現地の橋渡しをする役割を担いたいと考え、建設コンサルタントを目指すことを決めました。また、派遣が決まった任地で現在務めている会社が直前に固形廃棄物減量化の計画調査を実施しており、その報告書を目にしたことも大きなきっかけとなりました。Q3.現在コンサルタント会社で携わっている業務についてご説明ください。A3. 2013年10月からインドネシア国での「3R及び廃棄物適正管理能力の開発支援プロジェクト」(JICA技プロ)に、また同年6月からベトナム国での「固形廃棄物処理事業協力準備調査(焼却発電導入に係る官民連携(PPP)インフラ事業)」(JICA)に携わっています。前者は3R活動と廃棄物管理に係る省令案の策定や、対象都市(南スマトラ州パレンバン市及び東カリマンタン州バリクパパン市)における中期削減計画の策定の中で、3Rのパイロット事業の実施を行うことにより、対象都市において適正な3R活動と廃棄物管理を実施することを目的としています。一方、後者はベトナム国における産業廃棄物処理事業に日本の焼却発電技術を導入し、それを民間投資事業として実施可能であるかを検討し、最適な事業スキームを提案することを目的としております。060Civil Engineering Consultant VOL.266 January 2015