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写真4赤れんが博物館オープン(1993年)る、4珍しい積み方が含まれている、5竣工時の用途や機能が多様であるとされました。この調査の後、1999年に神崎ホフマン窯、2002年に北吸隧道と舞鶴市政記念館が国の登録文化財となり、2003年には舞鶴旧鎮守府水道施設(1構)、2008年には舞鶴旧鎮守府倉庫施設(7棟、附1棟)が国の重要文化財に指定されました。2012年4月、舞鶴市が「平成23年度文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)」という栄えある表彰を受けました。この表彰は、長年にわたり市民と行政が協力しながら、赤煉瓦を活かしたまちづくりなど、地域の資源を活かした取り組みを続けてきたことが評価されたものです。ーナーを備えた「舞鶴市政記念館」を、2007年には舞鶴の宝物を展示・紹介する「まいづる智恵蔵」を整備するとともに、毎年秋には、アート&クラフトフェアなど赤煉瓦倉庫群を会場としたイベントを開催しています。1996年度には、日本ナショナルトラストの観光資源保護調査「舞鶴赤煉瓦建造物群調査」(委員長は日向進京都工芸繊維大学教授)が実施され、市内の赤煉瓦建造物114件の台帳を作成。舞鶴の赤煉瓦建造物の特質は、1残存遺構数の多さは全国でも屈指、2煉瓦造が集まって残っている、3市民の身近な所で活かされてい赤煉瓦を活かした観光まちづくりへ2012年5月には「舞鶴赤れんがパーク」がオープンしました。新たな文化創造の場として、さらに2棟の赤煉瓦倉庫を「赤れんが工房」と「赤れんがイベントホール」として転活用し、周辺も散策できるようにしました。ここでは、若者が集うコスプレイベントやウェディング、ファッションショー、車やバイクの撮影会やミーティング、赤煉瓦倉庫や自衛艦などの舞鶴自慢のコースを走る「舞鶴赤れんがハーフマラソン」など多様なイベントが開催され新たな魅力を発信しています。写真5上空から見た舞鶴赤れんがパーク024Civil Engineering Consultant VOL.269 October 2015