ブックタイトルConsultant269

ページ
27/64

このページは Consultant269 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

Consultant269

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

Consultant269

写真6舞鶴赤れんがパークオープン(2 0 12年)また京都府においても、府北部地域を京都市と並び立つ「海の京都」とも言うべき質の高い観光圏とするため、5市2町が連携して観光地域を形成する海の京都事業を推進しており、本市においては、赤れんがパーク周辺一帯を戦略拠点に位置付けています。このため2013年6月、赤れんがパークの魅力をさらに高めるため、CI手法等を用いた統一的なイメージ戦略を進める組織として、行政、観光協会、民間ディレクター、外部アドバイザー、市民等からなる「舞鶴赤れんがパークブランディング機構」を設置しました。赤煉瓦の雰囲気を活かしたソフト事業を展開するなど、赤れんがパークのブランド力を高め、観光客の誘客にも努めているところです。翌年5月には、デビッドボウイやYMOなどミュージシャン等から圧倒的な支持を得ている鋤田正義氏の写真展「鋤田正義展SOUND&VISION」、7月には「海」をテーマとしたプロジェクションマッピングなど光のアートで赤煉瓦倉庫を彩る「赤れんがサマーイルミネーション」、10月には世界で活躍する和太鼓集団による「DRUMTAO赤れんがパーク特別公演」など発信力のあるイベントを開催したほか、ブランド戦略の一環として、デザイナー北川一成氏による赤煉瓦倉庫と船をモチーフにした赤れんがパークのCIロゴを制作しました。また、舞鶴ならではの魅力を発信するツアーとして、明治期に建設された砲台跡のハイキングや、旧軍用水道施設北吸浄水場配水池でのアートNPOによるアートプロジェクト「時間旅行博物館」が開催されました。さらに2015年4月からは、海上自衛隊において旧舞鶴鎮守府長官邸(東郷邸)を月1回公開するなど、赤煉瓦を含め歴史を活かしたまちづくりが着実に進展しています。本年度からは、市において貴重な歴史遺産である赤煉瓦倉庫群を中心に、海・港・近代化遺産を活かしたまちづくりの実現に向け、赤れんがパークに隣接する赤煉瓦倉庫が残る防衛省用地の取得と活用などに着手しています。今後とも、市民が「舞鶴」というまちに対して誇りと愛情を持てるよう、市民の皆さんと協力・連携しながら「赤煉瓦を活かしたまちづくり」を進めていきたいと考えています。写真7舞鶴赤れんがハーフマラソン(2013年?)写真8赤れんがサマーイルミネーション(2 0 14年)Civil Engineering Consultant VOL.269 October 2015025